1950年代ファッション史

どうもねこすけです!

あなたはこんな悩みをお持ちではないでしょうか。

・おしゃれになりたくて、服のことを知るためにファッション史を学ぼうと思ったけど情報が少ない
・ファッションと時代背景の関連がよくわからない

こういった悩みを抱えた方に向けて本記事は書いております。

※ファッションの歴史を学ぶ意義を知りたい方は別の記事がございますのでそちらをお読みください。

<本記事を読むメリット>
・ファッション歴史(1950年代)がわかる
・過去のファッションを知ることで現代のファッションについてより深く知れる
・ファッションの歴史を知ることで本当の意味でTPOの合った服装が考えられる

私はかれこれ10年以上ファッションに触れ、ファッション雑誌に関しては累計何百冊読んできました。また、着こなしについてはストリートスナップに声をかけらることもあります。
そんな私はさらにファッションの勉強をするため、現在FPSSというパーソナルスタイリストのスクールに在籍しております。そこで得た知識を今回まとめてみましたのでぜひ参考にしてください。

<目次>
①1950年代ファッションの主な時代背景
⑴オートクチュール全盛期

②1950年代のレディースファッション
⑴ディオールのアルファベットライン
⑵シャネルスーツ
⑶サブリナルック

③1950年代のメンズファッション
⑴ミスターTルック
⑵テディーボーイスタイル

④日本の1950年代のファッション
⑴アプレ族
⑵パラシュートスカート
⑶真知子巻き
⑷太陽族

では早速まいりましょう。

①1950年代ファッションの主な時代背景


⑴オートクチュール全盛期
1950年代は戦争が終わり、生活も安定してきたことでまたファッション業界が盛り上がります。そのためオートクチュールが全盛期となりました。
オートクチュールとは受注服のことです。つまりお客さんから注文があってから作り始める服のことです。
しかし1960年以降は機械が発達して大量生産が可能となるためオートクチュールは1950年代で盛り上がりが最期となっております。(今後はわかりません)
1960年以降は先に服をつくってそれを店舗で販売するスタイルが主流となり、これをプレタポルテといいます。現代ではプレタポルテが主流となっております。

②1950年代のレディースファッション


⑴ディオールのアルファベットライン
クリスチャン・ディオールが発表したファッションのシルエットをアルファベットに例えたことからこう呼ばれております。
当時はHライン(ウエストマークがあり直線的なシルエット)、Aライン(裾に向かって大きく広がるシルエット)、Yライン(オフショルダーのような肩が開いているシルエット)が発表されました。
今でこそファッション雑誌に紹介されている○ラインというのはこの時が始まりです。

⑵シャネルスーツ
かの有名なシャネルスーツは1950年代に登場しました。
シャネルの服は「働く人を美しく」というコンセプトなため、女性が着るエレガントなスーツに働きやすいように機能性をもたせようとジャージ素材を使いました。今でこそ当たり前ですが、当時ではかなり斬新な服として衝撃でした。

⑶サブリナルック
サブリナルックというのは今でいうクロップドパンツのことです。簡単にいうと7分丈のような半端丈のパンツです。当時はハリウッド映画が流行を生む時代だったため、ハリウッド女優がサブリナパンツを履いたことで流行りました。

③1950年代のメンズファッション


⑴ミスターTルック
1940年代に流行ったアメリカのボールドルックは、朝鮮戦争が勃発したことにより流行らなくなり、1950年代はさっぱりとした保守的なスーツスタイルが流行りました。
それがミスターTルックといわれ、今のアメリカスーツの源流といわれております。
特徴は、tall(背が高い)、thin(痩せ型)、trim(さっぱり)の3つで別名「スリーティールック」と呼ばれます。
ジャケットのラペル幅、肩幅も狭く、ストレートシルエットなのが特徴的です。

⑵テディーボーイスタイル
テディーボーイスタイルはロンドンの若者から発祥したストリートファッションです。
テディーというのはエドワード7世の愛称です。エドワード7世を真似たファッションからそう呼ばれてます。
特徴は、裾広がりのロングジャケット、タイトなパンツ、厚底のモンクストラップ、リボンタイ、懐中時計のチェーン等です。

④日本の1950年代のファッション


⑴アプレ族
アメリカ風のファッションでアロハシャツ、リーゼント、サングラスが男性に流行りました。女性はパラシュートスカートという細いウエストから大きく広がるフレアスカートが流行りました。

⑵真知子巻き
映画「君の名は」に出てきた女優がしていたファッションで、役名からその名がつけられました。

⑶太陽族
石原慎太郎原作の「太陽の季節」に出てくるファッションが流行りました。いわゆる慎太郎刈り、アロハシャツ、今でいうスキニーパンツ、ツートーンカラーの靴、サングラスが流行りました。

以上で1950年代のファッション史になりますがいかがだったでしょうか。
みなさんの学びに少しでも役に立てれば幸いです。

それでは!