1940年代ファッション史
どうもねこすけです!
あなたはこんな悩みをお持ちではないでしょうか。
・おしゃれになりたくて、服のことを知るためにファッション史を学ぼうと思ったけど情報が少ない
・ファッションと時代背景の関連がよくわからない
こういった悩みを抱えた方に向けて本記事は書いております。
※ファッションの歴史を学ぶ意義を知りたい方は別の記事がございますのでそちらをお読みください。
<本記事を読むメリット>
・ファッション歴史(1940年代)がわかる
・過去のファッションを知ることで現代のファッションについてより深く知れる
・ファッションの歴史を知ることで本当の意味でTPOの合った服装が考えられる
私はかれこれ10年以上ファッションに触れ、ファッション雑誌に関しては累計何百冊読んできました。また、着こなしについてはストリートスナップに声をかけらることもあります。
そんな私はさらにファッションの勉強をするため、現在FPSSというパーソナルスタイリストのスクールに在籍しております。そこで得た知識を今回まとめてみましたのでぜひ参考にしてください。
<目次>
①1940年代ファッションの主な時代背景
⑴第二次世界大戦
⑵アメリカンファッションの誕生
②1940年代のレディースファッション
⑴ニュールック
③1940年代のメンズファッション
⑴ロングターンダブルブレステッドスーツ
⑵ズートスーツ
⑶ボールドルック
では早速まいりましょう。
①1940年代ファッションの主な時代背景
⑴第二次世界大戦
1940年代前半は第二次世界大戦の影響により、ファッションは目新しい進化はそんなにありませんでした。戦時中になると布の使用制限がかかったりするため、服の製作に影響がでるからです。
そのため、1940年代前半はアレンジ程度の流行りとなります。しかし、戦後の1940年代後半になると、戦時中に抑制されていた反動で華やかなファッションが流行りました。
⑵アメリカンファッションの誕生
1940年代はアメリカ発のファッションが目立ちました。アメリカは多様な人種の人方が共存している国であり、ファッションにおいては機能性の高さが人種を越えて共感を得られやすいため、流行りました。
②1940年代のレディースファッション
⑴ニュールック(1940年代後半)
戦時中で布がたくさん使えなかったためその反動で布をたっぷりと使用する華やかなファッションが好まれました。それがクリスチャン・ディオールが発表した「ニュールック」です。
ニュールクの特徴はなだらかな肩のライン、立体的な胸のシルエット、細いウエスト、花のような曲線(コロルライン)を描きながら広がった膝下丈のスカートです。かなり女性らしい優美な印象となり、流行りました。
③1940年代のメンズファッション
⑴ロングターンダブルブレステッドスーツ(1940年代前半)
1930年代に流行ったイングリッシュドレープスーツをアレンジしたものです。戦時中の欧米ではミリタリールックが実用的という理由から上着の襟の返りが長くなったダブルスーツが流行りました。
なぜ実用的=ダブルなのかというと、ダブルという服の形は軍服等が起源といわれており、風向きとかによってボタンの閉じ方を変えられるといったより実用的な服の形だからです。そのためミリタリールックに影響されるとダブルの形が流行るということです。
⑵ズートスーツ(1940年代前半)
ズートスーツはアメリカで誕生したスーツスタイルで、ジャズメンやチカーノといった有色人種の不良たちが好んできたことによって流行ったスーツスタイルです。
このような格好をしたのはマイノリティたちの差別に対する反旗が始まりといわれており、そこからジャズメンや若い人たちに流行っていったと言われております。
特徴としてはとにかく極端なシルエットということです。極端に広いラペル、極端に長い丈と、極端に広いパンツ等です。
⑶ボールドルック(1940年代後半)
レディースファッションと同じで戦後になり布の制限がなくなり、布をたっぷり使ったファッションがボールドルックです。下襟が極端に大きく、肩を張らせた男らしい逆三角形を誇張したスーツスタイルです。
スーツというのは男の威厳を表すことから発展しておりますので、戦勝国らしく、男らしさを出すために大きく見せるスタイルが登場し、さらに戦勝国であることからも世界的にも流行ったということです。最近だとメンズノンノの2020年11月号にて岡田健史さんのボールドルックのスタイリングが載っております。(お試し版でも見れます)気になる方は確認してみてください。
以上で1940年代のファッション史になりますがいかがだったでしょうか。
みなさんの学びに少しでも役に立てれば幸いです。
それでは!